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スカイメモPの修復完了

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B15_10_26_2

先日紹介したスカイメモPの修理が完成しました。
駆動回路やモーター周りを入れ替えているので修復と表現した方が
適切かも知れませんね。パネル周りも手作業で加工しています。

相変わらず好天が続いているので追尾テストを行いましたが
私が所有する個体より2倍ほど高精度です。
±10秒角を余裕でクリアーしており300mmでも歩留まり良く追尾できる精度でしょう。
(今回からガイド鏡を変えたのでY軸1目盛りは約11秒角になっています)

Smp_miura


とことでスカイメモPはモーター配置の都合もあり極軸が35度傾斜していますが
極軸の高度調整のために写真のアジャスターを使ってみました。

私のところは緯度が33度強なので,2度ほど北を下げますが
3ヶ所のスクリューの内,北は一番下げておき,残りの2ヶ所を調整すると
高度も方位も簡単に追い込めます。強度も充分なので
この種の赤道儀用としては利用価値が高いアジャスターと感じました。

ただ1ヶ所のスクリューを北に向けるために赤道儀との固定部を
下面(内側)からボルトで締めつける方法に変える必要がありました。


B15_10_261


今回のスカイメモPの修復は先に紹介したとおり,32,000円でお請けしましたが
最新型のスカイメモS(海外製のOEM品)を新品で買えるほどの費用です。
ただ,古いスカイメモPの方が追尾精度や強度が優れていることは明らかなので
ご満足いただけると自負しています。
(写真の赤緯体は追尾テストのために装着した電動仕様で費用には含みません)


残念なお知らせですが今回のスカイメモPを最後に
1軸モーターの組込み改造やAMD-1としての単体販売は終了しました。
使用する材料の手配がつかなくなったためですが
他の駆動回路に移行する(予定)まで当面の間販売を休止いたします。

販売(改造)を一旦終了するものは以下のとおりです。
・H-40(スカイキャンサー)用AMD-1及びフルカスタマズ改造
・P-2用AMD-1
・PENTAX75改造
・今回の事例のような特注改造
 
なお,90S用AMD-2は11月から最終ロット10台を受注いたします。

11月からの受注と記していますが,昨夜の内に残り1台になりました。
11月になってからのご注文を予定されている方へは
追加でご対応しますので今月末までにご予約いただけると幸いです。
申し訳ありませんが,今月末でご予約の受付を終了させていただきます。

90S用AMD-2はご注文の受付を終了しました。2015.11.1追記



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