Mark-Xパノラマヘッドアダプターについて
先日紹介したMark-X用の日食アイテムですが Mark-X用パノラマヘッドアダプター(MX-PHA)と呼ぶことにしました。お問合せの多かったバランスウエイトなどの仕様と価格について補足します。 バランスウエイトは以下の3種で対応いたします。1.15φ規格統一ウエイトセット ここで紹介した構成の内「UNC1/4メスネジ仕様」を推ご奨します。...
View ArticleスカイメモPの修復完了
先日紹介したスカイメモPの修理が完成しました。駆動回路やモーター周りを入れ替えているので修復と表現した方が適切かも知れませんね。パネル周りも手作業で加工しています。相変わらず好天が続いているので追尾テストを行いましたが私が所有する個体より2倍ほど高精度です。±10秒角を余裕でクリアーしており300mmでも歩留まり良く追尾できる精度でしょう。(今回からガイド鏡を変えたのでY軸1目盛りは約11秒角になっ...
View Article冷却改造EOS6DとRR-110
冷却改造されたEOD6Dとカメラレンズで撮影されるお客様から縦横(回転)構図変更をスピーディに行えて電動フォーカサーも併用されたいとのご依頼がありました。レボルビング装置(RR-110)を使用することで写真のように各部が干渉しないシステムをご提案できました。カメラボディとレンズの間に冷却ユニットがつけられるためカメラレンズで撮影する場合の重心位置は冷却ユニット付近になります。...
View ArticleスカイメモRモーター交換
このところ,初代スカイメモPと国産としては最後となったスカメモR(RS)の記事が集中していて混乱しそうですが今日は先日見つかったスカイメモRの追尾不良の対応について紹介します。短周期の追尾不良は明らかに駆動モーターが原因なので手持ちと交換しました。下のグラフはモーター交換後ですが短周期の追尾不良は解消され概ね±15秒角程度のモーションになっています。極めて規則正しい周期ですがモーターを直結した場合と...
View Articleポラリエ極軸延長キットなどの頒布について
以前のブログでポラリエの極軸を延長してドイツ式で運用するキットや常時装着する暗視野照明装置付の極軸望遠鏡について紹介していますが最終的な形が決まりましたので改めて紹介いたします。関連記事・TAMRON SP15-30mm専用バンドの出荷状況・ポラリエの極軸延長について・ポラリエ用赤緯軸などの頒布について・ポラリエ極望,暗視野照明の明るさ調整...
View Articleドイツ式ポータブル赤道儀のウエイト軽減化
M-GEN発売以来,益々ポータブル赤道儀2軸化のご要望が増えていますがスカイメモRなどのポータブル赤道儀を2軸駆動化する場合は赤道儀に対するカメラやレンズの大きさからドイツ式に限定されそうです。そうなるとカウンターウエイトが必須になるのでその軽減化を模索しています。海外遠征では砂を入れたペットボトルなどで代用もできますがやはりバランスの調整が容易なウエイトのほうが圧倒的に便利です。特に一発勝負の日食...
View Articleポラリエ用極軸微動雲台
ビクセン純正の極軸微動雲台については,極軸延長キットの頒布記事で紹介しましたが早速入手しました。ポラリエの極軸を延長してドイツ式で運用する場合に北側の高度調整ノブがウエイトシャフトとの干渉しないかを確認するためです。結果はまったく問題ありませんでした。ところでこの極軸微動雲台は良くできています。大変軽量(300g)ですがポラリエで使うには十分な強度です。支点と作用点の距離が短いために,高度や方位調整...
View Articleアルカスイス規格対応鏡筒バンドについて
アルカスイス規格のプレートに対応するバンドはカメラレンズ保持用として限定的に製作しましたが(写真のもので全て販売を終了しています)タカハシFS60Cなどに対応する鏡筒バンド(通常商品)を準備しています。また,ベース,トッププレートとしてとして使える専用のアルカスイス対応フプレート(DP38-125)も開発中です。写真はカメラレンズ用として製作したものですが,鏡筒用もすり割りを入れたバンド固定式です。...
View Article2軸駆動のポータブル赤道儀
2軸駆動のポータブル赤道儀は以前から何度も記事にしていますがほとんどは個人所有の機材やお客様からご支給いただいた赤道儀の改造でした。 少量生産の場合,微動部をゼロから作るのは,ウォームホイールなどの製作コストの観点から難しいため,市販品として流用できる回転ステージなどで評価してきましたが強度などの問題で形になりませんでした。...
View Articleポラリエ極軸延長キット頒布終了のご連絡
こちらの記事で紹介していましたポラリエ極軸延長キットなどの頒布は多くのご注文をいただきありがとうございました。受付は明日(15日(で締め切らせていただきます。ご質問が多かったレボルビング装置(RR-110)との併用は問題ありません。写真ではポラリエの公称搭載荷重の2倍以上(約4.2kg)の荷重をかけていますが完全にバランスがとれているので,ウォーム周りへの悪影響はありません。極軸のバランスが全くとれ...
View ArticleApo Sonnar T*2/135用のバンドとフォーカサーについて
Carl Zeiss Apo Sonnar T*2/135用の固定バンドについては先日の記事で再製作を案内しましたが,予想以上の反響をいただいたので前回と同じ仕様で製作します。(バンド形状はBタイプのみ)注文は20日までの受付となりますがよろしくお願いいたします。価格は以下のとおりです。・Apo Sonnar...
View ArticleFLI社製冷却CCDカメラの接続リング製作について
冷却CCDカメラをε-180EDなどの鏡筒に接続するためのエンジニアリングはこれまでStarlightXpressやQHYCCD社製で行いましたがFLI社製品も始めました。冷却CCDカメラやフォーカサーなどは特殊な接続となる場合が多いためこれらの接続リングの設計・製作などを含めて一括で受注します。上の写真は2台のVELOCE RH200に,FLIのAtlas...
View ArticleM-GEN Dithering撮影の設定(移動量)について
M-GENが発売されて半年ほど経つので Dithering撮影の効果については多くの方が実感されているかと思いますが Ditheringの「量」の設定についての問い合わせがあったので検証してみました。と言っても2月にオーストラリアでテストした後は撮影していなのでそのときの写真元に行っています。その1とその2で紹介した結果は,135mmで撮影した写真を元にしていますが...
View Article使わなくなった機材の整理
カメラボディをニコンに変えたため,使わなくなったキャノンのレンズやボディを整理しました。同時にモータードライブなどの開発のために保有していた赤道儀なども整理しましたがすべてお買い求めいただきました。ご活用いただけると機材も喜ぶでしょう。今回は重い腰を上げて使わないレンズなどから取りかかりましたがやり始めるといろいろ出てきます。一気に進めた感じですがまだまだありそうです。...
View Article星景写真撮影用ゴニオ写真儀-2
ゴニオステージを使った星景写真儀については1年ほど前に紹介しましたが来年3月のインドネシア日食はこれを持ってゆく予定です。今回は日食だけを見に行くいわゆる「弾丸ツアー」なので重たい機材はもって行きたくないからです。ここで紹介したように写真の自由雲台をジンバルに変えて撮影する予定です。写真のゴニオステージは可動部をクロスローラーベアリングで保持しているで耐荷重は5kgほどあります。精度も高いので328...
View Article天文用2段式カーボン三脚について-1
度々紹介していました,2段式の天文用カーボン三脚(PTP-C22)は 12月1日発売になりました。価格は64,800円(税込み,送料は別途)です。発売記念としてP-2赤道儀用などの各種アタッチメント(前ロット分,在庫限り)を特別価格でご提供いたします。ご注文時にお問い合わせください。この三脚の特徴は何度かに分けてご紹介しますが最初は基本仕様です。 ・質量:約1,900g(石突き装着時)...
View ArticlePENTAX75赤道儀の2軸ガイド化
PENTAX75赤道儀については写真右の赤緯軸をカットしたポータブル仕様や原形をとどめて?極軸側モーターを装着する改造を行いましたが今日紹介するのは2軸ガイド仕様です。お客様からの依頼があったので手持ちの個体で評価してみました。昨夜ガイド状況などをテストしましたが以下のように良好な結果が得られています。赤緯側は写真のようの僅かに伸縮するカップリングを使いモーターでの直結駆動を採用しました。カメラレン...
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