当方で商品化しているプレート/クランプ(アリガタ/アリミゾ)は75,45,38シリーズの3機種です。当然ですが赤道儀に装着するクランプと鏡筒(カメラ)側のプレートが同じサイズでないと接続できません*。
写真はDS38R-60を装着したP-2赤道儀です。このクラスの赤道儀にカメラレンズを搭載する場合は,カメラ側の自由度からアルカスイス規格品の組み合わせが便利ですが,カメラレンズより大きな天体望遠鏡ではビクセン規格品が一般的なのでクランプを付け替えなくてはなりません。
そこで,アルカスイス規格でありながら天体望遠鏡にも対応するプレートを計画しています。
対応するクランプ側はDS38N(R)への移行でビクセン規格のDS45同等の強度を確保しているので,プレートを拡充すればアルカスイス規格ベースでの運用をご提案できると思います。
第1段として商品化するのは以下のDP38-222です。222mm長のベースプレートやツインカメラ用の光軸調整プレートとしてご使用いただけます。
また,DS38R-60などを装着したXY60にスカイメモRやポラリエを搭載するためのプレート(DP38-128,DP38-70)も開発中で2月発売予定です。これらの38シリーズプレートについては完成しましたら詳しく紹介いたします。
*技術的には38,45何れのプレートにも対応するクランプの製作はできますが,物理的制約から下段が38,上段が45になり幅の狭い38がクランプの底に収まります。プレートに取り付けた機材によってはクランプの壁が干渉するため商品化は見送っています。
その逆の38/45何れのクランプ(45側は当方DS45,DS45Nのみ)にも対応するプレートは容易です。近日中に商品化を計画しています。