Apo Sonnar135/2専用 CMOSカメラ関連製品について-3
暫く間があきましたが,Apo Sonnar135/2とCMOSカメラを組み合せ例の紹介です。 手前はダブルチップのASI2600MCDUOとEFマウントのApo Sonnar135/2で構成した例で,縦横構図変更はアルカスイス/ビクセン両用アリガタで行います。ガイド鏡が不用なのでカメラレンズとの組み合わせはスマートです。 奥はフルサイズのASI6200MCPROとニコンFマントののApo...
View Article再販中のP-2用AMD-1NCの受注可能数量について
4月1日から5台限定で受注を再開したP-2用クラッチ付AMD-1NCは残り1台となりました。完売しました。 この5台はクラッチ対応のギヤカバー在庫からの制限ですが,クラッチなしのギヤカバーを後加工したものでしたら1,100円OFFでのご提供できます。クラッチノブで隠れる部位なので外観は変わり有りません。この場合はさらに5台追加できます。...
View Articleカメラマウント接続アダプター FDCM-6200ADⅢについて
フィルターホイールが必要なモノクロカメラでは,天体望遠鏡と冷却カメラの接続は荷重に耐えるテーパーリング接続を推奨していますが,フィルタードロワーで充分なカラーカメラでは,シンプルなカメラマント(バヨネット)接続が便利でしょう。デジタルカメラとの切り替えなど運用の幅が広がります。 以前のZWO社製カメラマウントはバヨネット部の強度や精度の面で敬遠されていましたが現行品は改善されています。...
View Articleカメラマウント運用時のスケアリング(チルト)調整について
昨日の記事と関連しますが,センサーサイズの大きい冷却カメラでスケアリング調整(チルトアジャスト)が必要なのは,殆どがフィルターホイールの平面性に起因しています。 フィルターホイール前後の開口部(54φ)面間で0.1mm以上傾いた個体もあり,要求される精度を満足していません。径の大きい筐体と薄い蓋による構造が影響しているのでしょう。...
View ArticleP-2ポータブル改造の終了について
2021.3月から受注している「P-2赤道儀ポータブル化改造」は準備した材料の残数が2台分となりました。この2台をもちまして改造は終了いたします。(写真は今月納品する個体で,右は改造途中です) 精度・剛性共に高いP-2赤道儀の極軸体を用いているので通常の星野写真に加え,日食撮影にも便利です。昨年の日食の動画もこの赤道儀を使いましたが,強風の影響もあまり受けずブレの少ない動画を得られています。...
View ArticleVSD90SS用クラッチ付EAF取付アダプターの開発状況について
こちらの記事で紹介していた,ビクセンVSD90SS用のクラッチ付EAF取付アダプターの試作品が完成しました。 設計に当たってはTTP60-117Mに取り付けたキャリングハンドルやASI AIRのコネクターとの干渉も考慮しています。今後ギヤカバー製作後,6月中旬の発売予定です。 なお,VSD90SSのピントノブはFSQ-106EDなどと比べるとやや固いため,伝達ギアで1.6倍ほどのトルクを稼いでいます。
View ArticleEM-100赤道儀の自動導入改造再開について
公共関連工事の都合で休止していた,EM-100赤道儀の自動導入改造は先月から再開しました。写真は先月納品したTiTaN TCS仕様の改造機です。 準備した材料の都合で本年内の実施数量は最大8台です。完成分や予約分が4台あるので残数は4台です。写真はTiTaN...
View ArticleWilliamOpticsのPleiades68 f/3.8について-3
昨夜も良く晴れていたのでPleiades68 f/3.8の試写を行いました。月が大きいためお遊び程度にGFX-50S2を付けています。周辺光量を試すには充分でしょう。...
View ArticleWilliamOpticsのPleiades68 f/3.8について-4
月も大きくなったのでメーカー公表データーなどを観察してみました。 上の図は上段がRED CAT51で採用しているペッツバール光学系で,下段がPleiades68/f3.8などで採用された7枚玉光学系です。Pleiades68/f3.8は7枚の内,3枚はスーパーEDレンズ(FPL-53)を採用しています。 Pleiades68/f3.8の構造は,前玉3枚が鏡筒内で前後する「WIFD(WO...
View Article久しぶりの新仕様のP-2自動導入改造
暫く中断していた「新仕様のP-2自動導入改造」を行いました。今回は2台実施しています。(写真の3台の内1台は手持ちの評価用) P-2赤道儀の極めて高い剛性や追尾精度に加え,自動導入や2軸ガイド,両軸クランプフリー回転が可能です。高精度の視野照明付極軸望遠鏡も内蔵しています。...
View ArticleVSD90SS用クラッチ付EAF取付アダプターの開発中止について
こちらの記事で紹介していた「ビクセンVSD90SS用のクラッチ付EAF取付アダプター」は以下の理由で開発を取り止めました。 EAFモーターの出力軸は滑り軸受け保持なので,写真の赤い線で示したラジアル方向の遊び発生しますが,ピントノブの回転がやや重たいVSD90SSではバックラッシュの増大*が懸念されるためです。(直結の場合この遊びは問題となりません)...
View ArticleWilliamOpticsのPleiades68 f/3.8について-5
5月28日は夕方まで雨でしたが,夜半には急速に回復したためPleiades68/F3.8と比較用のVSD90SSやTMB92(WO製0.8Xレデューサー併用)で試写しました。シーイングは悪くなかったのですが,湿度が高く,少しモヤがかかったような空だったので輝星ににじみが出ている恐れがあります。 試写は上のように観測所設置の自作片持ちフォーク赤道儀で行いました。カメラはEOS...
View Articleカメラレンズと天体望遠鏡
このところ「Pleiades68/F3.8(fl260mm)」を紹介していますが,ほぼ同じスペックの「GF250mmF4 R LM OIS WR」と比較してみました。 紹介の写真は「GF250mmF4+GFX-50R」で撮ったM8付近で個人的には素晴らしいレンズと思っています。(JPEG画像の8,256x6,192を2,064x 1,548にリサイズ) 以下は「RED...
View ArticleWilliamOpticsのPleiades68 f/3.8について-6
昨夜は雲が多かったのですが,晴れ間もあったので引き続きPleiades68 f/3.8の評価を行いました。 先日のデジカメを使った写野周辺像の確認に続き,今回は極小ピクセルサイズ(1.45μm)のQHY5Ⅲ715Cを用いた中心解像度の確認です。VSD90SSなどとの比較も行う予定でしたが雲が多い上,シーイングが良くなかったので,Pleiades68...
View ArticleVSD90SSとGFX-50SⅡの試写
昨夜は爽やかに晴れましたが相変わらずシーイングは良くないので極小ピクセルカメラでの試写は見送りました。他機との比較ができる状況ではなかったです。 代わりにVSD90SSにGFX-50SⅡを付け,天頂付近を試写しています。以下がその中心と四隅ですが星像もさることながら,周辺光量の豊富さも素晴らしいですね。...
View ArticleWilliamOpticsのPleiades68 f/3.8について-7
こちらの記事で紹介した写野隅の星像悪化は自作カメラマウント不良ではなく,Pleiades68本体の僅かなスケアリングズレが原因でした。昨夜も晴れたため純正のカメラマウント(EOS)に変えて調整してみました。 Pleiades68には,回転角度が刻まれた化粧カバーの内側に写真のようなスケアリング調整機能が付いています。回転装置の前段に配置されているので光学系のみの調整ができます。...
View ArticleM48(42)用バックフォーカス55mmのテーパーリングについて
TR74システムにWilliamOpticsなどの鏡筒で採用している,M48バックフォーカス55mm接続のテーパーリング,TR74-M48F2を追加します。(図の赤線で示した構成部)...
View Articleバックフォーカス調整可能なカメラマウント接続構成について
フィルタードロワーを併用したカメラマウント接続運用は,ZWO社純正の「フィルタードロワー付カメラマウント」だけで実現できますが,カメラとの接続がM42となるため,フルサイズのASI6200MCPやデュアルチップの2600MC DUOでは支障がでます。...
View ArticleApo Sonnar135/2専用 CMOSカメラ関連製品について-3
こちらの記事で紹介した,Apo Sonnar135/2とCMOSカメラを組み合わせたシステム用の電動フォーカサー関連パーツが完成しました。 レンズに装着するポリウレタン製ベルトが長期間メーカー在庫切れだったため,当初予定から3か月ほど遅れてしまいました。お待たせしてしまいましたが,ご予約の方へは一両日中に案内いたします。(予約数量のみ製作したため余剰はありません) Apo...
View Article